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- 電気温水器とエコキュート、結局どちらを選べばいいの?
- 初期費用は安いけど、電気代が気になる…
とお考えではないでしょうか。
特に近年は、電気料金の値上がりが続いているため、ランニングコストの違いは家計に影響を与えかねません。とはいえ、エコキュートは初期費用が高額で本当に導入するメリットがあるのかの判断も難しいところです。
そこで本記事では、電気温水器とエコキュートの特徴や違いを徹底比較して解説し、どちらを選べば良いのかをお伝えします。給湯器の買い替えや新規設置をご検討中の方は、ぜひ最後までご一読ください。
【結論】電気温水器とエコキュートはどっちを選べばいい?
比較項目 | 電気温水器 | エコキュート |
---|---|---|
お湯を出す仕組み | ヒーター方式(シンプル) | ヒートポンプ方式(効率が良い) |
電気代(年間) | エコキュートの5~8倍 | 安い(基準値) |
本体価格 | 30~40万円(安い) | 40~50万円(高い) |
耐用年数 | 約10~15年 | 約10~15年 |
補助金 | なし | あり |
設置スペース | コンパクト | 大きめ |
騒音 | 静か | エアコン程度 |
どちらか一方を選ぶとするなら、特別な理由(例えば設置スペースが足りない等)ではない限り、エコキュートがおすすめです。おそらく多くの方が比較している最中にたどり着く悩みは『初期費用を重視するか、ランニングコストを重視するか』にたどりつきます。
そして、以下の2択で悩んでいるのではないでしょうか。
よくある2択のケース
- 初期費用を重視したいから → 電気温水器
- ランニングコストを重視したいから → エコキュート
もちろん、初期費用の安さで電気温水器を選ぶというのも間違いではありません。地域によっては安く抑えられているほか、中古という選択肢もあるためです。
エコキュートは初期投資だけできればお得
エコキュートは、初期投資だけできれば長期的にみてお得になりやすいです。
例えば、必要のない機能を絞り込んだり、補助金を利用したりすると電気温水器と近い価格帯になるケースも存在します。また、電気代の差で長く使うほど費用対効果が高く、結果として電気温水器より安く済むこともあり、万人に当てはまるケースがほとんどです。
そのため、まずはエコキュートへの買い替えという考えで、本体や工事費用の比較をはじめてみましょう。その後、あまりにも高くて手が出ないと考えてから電気温水器を検討するのも遅くはありません。
現状を詳しく調べたうえで『実際に我が家の場合では何が良いのか』を業者に聞いてみるのもおすすめです。ユニテックでは、現地調査から現状に合わせて柔軟にご提案します。
エコキュートと電気温水器の違い一覧
![電気温水器 エコキュート 違い](https://unitec-ecocute.com/wp-content/uploads/2025/01/2-5-1024x576.webp)
エコキュートと電気温水器の主な違いを、以下の表で比較してみましょう。初期費用は電気温水器が安いものの、ランニングコストはエコキュートが圧倒的に優位です。
比較項目 | エコキュート | 電気温水器 |
---|---|---|
お湯を出す仕組み | ヒートポンプ(空気熱利用) | 電気ヒーター |
電気代(年間) | 3~4万円程度 | 12~16万円とガス程度 |
価格(工事費込み) | 40~50万円 | 30~40万円 |
耐用年数 | 約10~15年 | 10~15年 |
補助金制度 | あり(10~13万円) | なし |
比較した結果で、特に違いがある5つのポイントを解説します。
お湯を出す仕組み
1つ目のポイントは、エコキュートと電気温水器のお湯を沸かす仕組みの違いです。
電気温水器は、タンク内の電気ヒーターで直接水を加熱します。シンプルな構造で故障も少ないのですが、電気をそのまま熱に変えるため効率は良くありません。
一方エコキュートは、エアコンと同じように空気中の熱を集めて圧縮し、その熱で水を温める仕組み(これをヒートポンプ技術という)です。1kWhの電気で3kWh以上の熱をつくり出せるため、電気代を抑えられます※。
※…かしこいエネルギーの使い方| 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
電気代(ランニングコスト)
2つ目のポイントが、エコキュートと電気温水器でかかるランニングコスト、『電気代』の違いです。エコキュート(家庭用ヒートポンプ給湯機)と電気温水器で、年間の電気代(※)を比較すると以下のとおりです。
ランニングコストの比較
- エコキュート:約37,200円/年
- 電気温水器:約157,200円/年
つまり、エコキュートは電気温水器と比べて年間のランニングコストが約4分の1で済みます。そのため、毎月の電気使用量を減らしたい場合はエコキュートが向いています。
価格(工事費込み)
3つ目のポイントが、エコキュートと電気温水器の価格差(工事費込み)です。
電気温水器はシンプルな構造のため、工事費込みでも30〜40万円ほどです。対してエコキュートは、ヒートポンプユニットなど高度な機器が必要になることから、40〜50万円程度と高額になります。
機能や割引によっても異なるものの、電気温水器よりエコキュートの方が高いと考えましょう。
耐用年数(寿命)
4つ目のポイントが、エコキュートと電気温水器の耐用年数、いわゆる寿命の違いです。
エコキュートは、ヒートポンプなど複雑な機構を持つため、メーカー保証期間から見ても耐用年数は10~15年程度です。一方、電気温水器も、10〜15年は使用できます。
どちらもタンクの腐食や水漏れには要注意ではあるものの、基本的に電気温水器に軍配が上がります。
国や自治体による補助金
最後のポイントが、エコキュートにはあって、電気温水器にはない補助金です。
エコキュートには、経済産業省による「給湯省エネ2024事業」で10〜13万円の補助金が用意されていました。場合によっては自治体独自の上乗せ補助もあるため、実質的な導入コストを下げられます。
一方、電気温水器への補助金制度はありません。そのため、価格の近いもので比較した場合はエコキュートの方が安くてお得になるといったことが起きます。
エコキュートと電気温水器の『メリット』を比較
![電気温水器 エコキュート 比較](https://unitec-ecocute.com/wp-content/uploads/2025/01/3-5-1024x576.webp)
電気温水器とエコキュートのメリットを比較すると、最初にお伝えしたように選択の決め手が『初期費用を重視するか、ランニングコストを重視するか』の1点に集約できます。
以下の表で両者のメリットを整理してみましょう。
比較項目 | 電気温水器 | エコキュート |
---|---|---|
本体価格 | ◎ 安価 | △ やや高額 |
光熱費 | △ やや高い | ◎ 比較して1/4程度 |
設置性 | ◎ コンパクトで場所を選ばない | △ 大型で広いスペースが必要 |
構造 | ◎ シンプルで故障しにくい | △ やや複雑な構造 |
非常時対応 | ○ 貯湯式なら使用可能 | ○ 貯湯式なら使用可能 |
安全性 | ○ 火を使わず安全 | ○ 火を使わず安全 |
補助金 | × なし | ◎ あり |
長期使用を考えている方は、光熱費の大幅削減が見込めるエコキュートをおすすめします。一方、賃貸物件や短期での使用を想定している場合は、初期費用の安い電気温水器が選択肢に入ります。
次は両者のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
エコキュートと電気温水器の『デメリット』を比較
デメリットを比較した場合、『初期費用を抑えたい』という1点だけで判断するなら、電気温水器を選びましょう。また、近隣が近くて騒音を問題にしたくない場合、設置スペースが足りない場合も電気温水器となります。
それ以外の場合は、長期的なメリットの大きいエコキュートがおすすめです。両者のデメリットを比較すると、以下のような違いがあります。
比較項目 | 電気温水器 | エコキュート |
---|---|---|
本体価格 | ◎ 安価 | △ やや高額 |
光熱費 | △ やや高い | ◎ 比較して1/4程度 |
湯切れ時 | なし | お湯が出るまで30分以上 |
騒音 | ほぼなし | 40デシベル程度 |
設置スペース | 小 | 大 |
なお、電気温水器は給水管と繋がっており、水が出ている間は湯切れの心配がありません。一方で、エコキュートはお湯をタンクに溜められることそのものは災害時のメリットになりますが、湯切れになればお湯が出るまでに30分以上かかることも考慮しましょう。
判断に迷ったら専門業者の見積もりやアドバイスも参考に
電気温水器とエコキュートの選択で迷った場合は、専門業者への相談をおすすめします。
ネットの情報を見てもわからないことの例
- スペースは確保できるか
- 騒音は気にならないか
- 寒冷地仕様の機種が必要か
上記はあくまでも一例で、そのほかにも調べて見つからない情報は多くあります。業者だからこそ知っているこれまでの事例から、現地調査を踏まえてのご提案も可能です。
見積もり自体は多くの専門業者が無料となっているため、まず聞いてみることが大切です。なお、見積もりを取る際は、以下の点を必ず確認しましょう。
業者に見積もりを依頼するときに聞きたいこと
- 設置場所の環境評価
- 家族人数に応じた適切な機種の提案
- 補助金申請のサポート体制
- 設置工事費用の内訳
- アフターサービスの内容
複数の業者から見積もりを取ることで、価格の妥当性を判断できるだけでなく、より詳しい情報や異なる視点からのアドバイスを得ることもできます。ぜひ、迷ったときには声をかけてみてください。
電気温水器・エコキュートの設置ならユニテックへ
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電気温水器とエコキュートの選択は、ご家庭の状況によって最適な答えが変わってきます。設置場所が限られている等の問題がなければ、基本はエコキュートを選ぶと失敗を減らせるでしょう。
ユニテックは、3つの強みで多くのお客様から選ばれています。
1.3,000件以上の施工実績
- 経験豊富な専門スタッフによる確実な施工
- 全メーカー対応可能な幅広い知見
無料見積もりでは、お問い合わせから現地調査を踏まえたうえでお客様1人ひとりにご提案いたします。追加費用が発生する場合はお知らせし、ご納得いただけない場合のキャンセル料もいただいておりません。
電気温水器とエコキュートの違いによくある質問(FAQ)
電気温水器からエコキュートに買い替えにかかる費用は?
エコキュートへの買い替え工事は、既存の電気温水器の設備(配管や基礎など)を活用できるため、比較的リーズナブルな費用で済みます。一般的な工事費用は10万円〜15万円程度です。
工事内容には、古い電気温水器の撤去、エコキュート本体の設置、配管接続、電気工事などが含まれます。さらに、自治体によっては補助金制度もあるため、実質的な負担はさらに抑えられる可能性もあります。
電気温水器からエコキュートに変えればどのくらい安くなる?
エコキュートは空気の熱を使う省エネ設計により、電気温水器と比べて電気代が約4分の1まで節約できます(Panasonicを例にした場合※)。場合によっては、深夜電力を活用する電気料金プランに切り替えることで、給湯時の電気代を減らしてさらなる節約も可能です。
エコキュートと給湯器、どちらがお得ですか?
電気代だけで比較すると、エコキュートの方が経済的です。寒冷地では効率が下がる可能性もあるため、お住まいの地域の気候条件も考慮に入れる必要があります。正確な比較をするには、お住まいの地域の電気・ガス料金プランを、毎月の使用料から確認すると良いでしょう。