- エコキュートのエラー解除方法がわからない
- エラーコードが表示されているが、対処方法がわからない
- エコキュートの不具合が発生しているが、自分で解決できない
エコキュートにも故障やトラブルが起こることがあります。そして、エラー解除を放置すると、故障やトラブルにつながる可能性があるため、早めの対処が必要です。
この記事では、エコキュートのエラー解除方法について、エラーコードの意味や対処法、業者に修理を依頼する方法などを解説します。この記事を読むことで、エコキュートのエラー解除方法を理解し、自分でエラー解除ができるようになり、故障やトラブルを未然に防ぐことができます。
エラーコードとは
エラーコードは、エコキュートの状態や故障箇所を示す数字やアルファベットの組み合わせです。エラーコードによっては、リモコンでリセット操作を行うことで解除できる場合もあります。リモコンの取扱説明書やメーカーのホームページで確認してみましょう。
異音や異臭などの異常現象は、エコキュートの故障や不具合の前兆かもしれません。放置すると、重大なトラブルに発展する可能性があります。早めに業者に点検や修理を依頼しましょう。
給湯や暖房ができないなどの不具合は、エコキュートだけでなく、配管や電気設備などに原因もあります。原因を特定するためには、専門的な知識や技術が必要です。自己判断や素人修理はせずに、業者に相談しましょう。
エラー解除の放置は故障につながる
エコキュートのパネルには、さまざまなエラーコードが表示されます。これらのエラーコードは、エコキュートの状態や異常を知らせるものです。たとえば、E01というエラーコードは、圧力スイッチが作動していることを示します。
これは、水道の水圧が低下しているか、水道管に詰まりがあるか、水漏れが起きているかのいずれかの可能性があります。放置しておくと、エコキュートの性能が低下したり、故障したりする恐れがあります。
また、水漏れや火災などの重大な事故にもつながる可能性があります。そのため、エラーコードが表示されたら、早急に対処する必要があります。
エコキュートのエラー解除方法は?
エコキュートのエラー解除方法は、大きくわけて2つあります。ひとつは、パネルをリセットする方法です。もうひとつは、専門業者に修理を依頼する方法です。
どちらの方法も、エラーコードの種類や原因によって異なります。
エコキュートのパネルをリセットする方法
パネルをリセットする方法は、下記のとおりです。
パネルをリセットする方法
- パネルの電源スイッチを切ります。
- 10秒ほど待ってから、電源スイッチを入れ直します。
- パネルに表示されているメッセージに従って操作します。
この方法でエラーが解除されれば、問題ありません。しかし、エラーが解除されない場合や、同じエラーコードが繰り返し表示される場合は、専門業者に修理を依頼する必要があります。
専門業者に修理を依頼する方法
専門業者に修理を依頼する方法は、まずエコキュートのメーカーや型番を確認してください。それから、エコキュートに表示されているエラーコードや症状をメモしておきます。
次に、インターネットや電話帳で近くの専門業者を探します。業者に連絡する際には、メーカーや型番、エラーコードや症状を伝えて、見積もりや修理日程を確認します。修理が完了したら、作業内容や保証期間などを書面で受け取っておきましょう。
エコキュートのエラー解除の連絡先
エコキュートのエラー解除の連絡先は、保証期間内ならメーカー、それ以外は業者に依頼がおすすめです。
エラー解除の連絡先
- 保証期間内ならメーカー
- それ以外は業者に依頼がおすすめ
保証期間内ならメーカー
エコキュートの保証期間はメーカーによって異なりますが、一般的には5年から10年程度です。保証期間内なら、メーカーに連絡すれば無償で修理してくれます。
メーカーの連絡先は、エコキュート本体や取扱説明書に記載されています。また、インターネットでメーカー名と「エコキュート 修理」などと検索すれば、公式サイトやカスタマーセンターの情報が出てきます。
それ以外は業者に依頼がおすすめ
保証期間が切れている場合や、メーカーが倒産している場合などは、専門業者に依頼することがおすすめです。専門業者なら、メーカーに関係なくさまざまな型番やブランドのエコキュートを修理できます。
また、料金も比較的安く済む場合があります。ただし、業者選びには注意が必要です。信頼できる業者かどうかを確認するためには、口コミや評判、実績や資格などをチェックしましょう。
エコキュートのエラー解除の方法はメーカーごとに違う
エコキュートのエラー解除の方法はメーカーごとに違います。各メーカーでエラーコードが異なるためです。
エラーコードは、エコキュートの操作パネルやリモコンに表示される数字やアルファベットの組み合わせで、故障やトラブルの原因を示しています。しかし、同じ原因でもメーカーによってエラーコードが異なる場合があります。
たとえば、電源が入らない場合、ダイキン製のエコキュートではE01というエラーコードが表示されますが、三菱製のエコキュートではE0というエラーコードが表示されます。
したがって、エコキュートのエラー解除の方法は、まず自分のエコキュートのメーカーと型番を確認し、その後に操作パネルやリモコンに表示されたエラーコードを調べる必要があります。
メーカーの公式サイトや取扱説明書には、各エラーコードの意味と対処法が記載されています。また、一部のメーカーでは、電話やインターネットでエラーコードを入力すると、音声ガイダンスや画面表示で解決方法を教えてくれるサービスもあります。
自分のエコキュートのメーカーと型番、そしてエラーコードを確認してから対処することが大切です。
自分で対応できるエラー解除の方法
お風呂のお湯が出ない、出が悪い、水しか出ないといったトラブルに遭遇したら、どうすればいいでしょうか?原因はさまざまですが、自分で対応できるエラー解除の方法もあります。
ここでは、お湯のトラブルの原因と対処法を紹介します。
自分で対応できるエラーケース
- お湯が出なくなったケース
- お湯の出が悪いケース
- 水しか出ないケース
自分で対応できるケースは非常に少ないため、基本的には業者に依頼することをおすすめします。
お湯が出なくなったケース
お湯が出なくなった場合、まず考えられる原因は配管凍結や地域全体の断水です。冬場に気温が低下したときや、水道工事などで水道が止まったときに発生する可能性があります。この場合は、自分で対応することはできませんので、水道局や管理会社に連絡してください。
もうひとつの原因はタンクが湯切れしていることです。タンク式の給湯器を使用している場合、タンク内のお湯が使い切ってしまうと、お湯が出なくなります。この場合は、タンク内のお湯が再び溜まるまで待つか、追い炊き機能を使ってください。
最後の原因は水漏れ・湯漏れです。給湯器や配管に亀裂や穴があると、水やお湯が漏れてしまいます。この場合は、給湯器や配管の元栓を閉めて、水道屋さんに修理を依頼してください。
お湯の出が悪いケース
お湯の出が悪い場合、考えられる原因はタンクが湯切れしていることや水漏れ・湯漏れです。これらの対処法は前述した通りです。
もうひとつの原因はシャワーヘッドや蛇口に詰まりがあることです。長期間使っていると、水垢やサビなどが溜まってしまい、水流が細くなったり止まったりします。この場合は、シャワーヘッドや蛇口を外して洗浄するか、交換することで改善できます。
水しか出ないケース
水しか出ない場合、考えられる原因はお湯が作れないことです。給湯器に故障や不具合があると、お湯を作ることができません。この場合は、給湯器に表示されているエラーコードを確認してください。
エラーコードによって対処法が異なりますので、取扱説明書やメーカーのサポートセンターに問いあわせてください。
もうひとつの原因は水漏れ・湯漏れです。これも前述した通りです。お風呂のお湯のトラブルの原因と対処法を紹介しました。自分で対応できるエラー解除の方法もありますが、安全第一に考えてください。
自信がない場合や危険を感じた場合は、専門家に任せることをおすすめします。
業者も対応|エコキュートのエラー解除方法の例
ここからは、業者も対応するエコキュートのエラー解除方法の例を紹介します。
エラー箇所ごとの解除方法
- ヒートポンプ
- 止水栓
- ストレーナー(フィルター)
- 貯水タンク
- 配管の凍結
ヒートポンプ
エコキュートのヒートポンプは、空気中の熱を吸収して冷媒に送ります。冷媒は圧縮されて高温になり、貯水タンク内の水に熱を伝えます。ヒートポンプにエラーが発生した場合、下記のような原因が考えられます。
ヒートポンプのエラー原因
- ヒートポンプのファンが故障している
- ヒートポンプの圧力スイッチが故障している
- ヒートポンプの圧縮機が故障している
これらの原因は、一般的には自分で修理することができません。業者に連絡して点検や修理を依頼する必要があります。業者に連絡する前に、リモコンでエラーコードを確認しておくと、原因の特定や対応のスムーズさに役立ちます。
止水栓
エコキュートの止水栓は、貯水タンクと配管をつなぐ部分にあります。止水栓にエラーが発生した場合、下記のような原因が考えられます。
エコキュートのエラー原因
- 止水栓が閉まっている
- 止水栓が壊れている
- 止水栓に異物が詰まっている
これらの原因は、自分で解決できる場合もあります。まずは、止水栓が開いているか確認しましょう。閉まっている場合は、開けてください。
開いている場合は、止水栓を取り外して清掃してみましょう。異物が詰まっている場合は、取り除いてください。止水栓が壊れている場合は、交換する必要があります。交換する際は、水道メーターから水を止めてから行ってください。
ストレーナー(フィルター)
エコキュートのストレーナー(フィルター)は、貯水タンクから出るお湯に含まれる不純物を除去する役割を果たします。エラーが発生した場合、下記のような原因が考えられます。
ステレーナーのエラー原因
- 汚れている
- 破損している
これらの原因は、自分で解決できます。ストレーナー(フィルター)は定期的に清掃することで汚れや詰まりを防ぐことができます。清掃する際は、貯水タンクからお湯を抜いてから行ってください。
破損している場合は、交換する必要があります。交換する際は、貯水タンクからお湯を抜いてから行ってください。
貯水タンク
エコキュートの貯水タンクは、ヒートポンプで加熱されたお湯を貯める場所です。貯水タンクにエラーが発生した場合、下記のような原因が考えられます。
貯水タンクのエラー原因
- 貯水タンクの温度センサーが故障している
- 貯水タンクの圧力センサーが故障している
- 貯水タンクの安全弁が故障している
これらの原因は、一般的には自分で修理することができません。業者に連絡して点検や修理を依頼する必要があります。業者に連絡する前に、リモコンでエラーコードを確認しておくと、原因の特定や対応のスムーズさに役立ちます。
配管の凍結
エコキュートの配管は、ヒートポンプと貯水タンクをつなぐ部分にあります。配管にエラーが発生した場合、下記のような原因が考えられます。
配管のエラー原因
- 配管が凍結している
- 配管が破裂している
これらの原因は、自分で解決できる場合もあります。配管が凍結している場合は、暖めることで解凍できます。温める際は、火や電気を使わずに、毛布やタオルなどを巻いてください。
配管が破裂している場合は、交換する必要があります。交換する際は、水道メーターから水を止めてから行ってください。
エコキュートのエラー解除を依頼する業者の選び方
エコキュートのエラー解除を依頼する業者を選ぶときには、次のような点に注意してください。
業者選びの注意点
- メーカー指定の正規販売店や正規サービス店であること
- エコキュートの型番や年式に対応できること
- 料金や保証内容が明確であること
- 口コミや評判が良いこと
メーカー指定の正規販売店や正規サービス店であること
メーカー指定の正規販売店や正規サービス店であれば、メーカーから技術指導や部品供給を受けているため、安心して任せることができます。
また、メーカー保証期間内であれば、無償で修理してくれる場合もあります。
エコキュートの型番や年式に対応できること
エコキュートの型番や年式に対応できるかどうかは、事前に電話やメールで確認しておくと良いでしょう。
古い機種や廃盤になった機種は、部品が入手困難だったり、修理不能だったりする場合があります。その場合は、新しい機種への交換を検討する必要があります。
料金や保証内容が明確であること
料金や保証内容は、見積もり書や契約書などで書面で確認しておきましょう。特に、出張費や部品代などの別途費用や、修理後の保証期間や範囲などは、明記されているかどうかをチェックしてください。
また、料金は、複数の業者と比較して相場を把握すると良いでしょう。
口コミや評判が良いこと
口コミや評判は、インターネットや周囲の人から情報収集できます。実際にエコキュートのエラー解除を依頼した人の感想や評価は、業者選びの参考になります。
ただし、口コミや評判は個人の主観に基づくものなので、あくまでひとつの目安として考えましょう。
まとめ
エコキュートのエラーにはさまざまな原因があります。自分で解決できるトラブルもありますが、基本的には業者に依頼することをおすすめします。
業者選びには、正規販売店や正規サービス店であること、エコキュートの型番や年式に対応できること、料金や保証内容が明確であること、口コミや評判が良いことなどを確認することが大切です。
エコキュートのエラー解除は、安全に取り組むことが重要です。自分で解決できるトラブルでも、危険を感じた場合や自信がない場合は、専門家に任せることをおすすめします。