- 壊れたエコキュートの買い替えにかかる費用が高い
- エコキュートの買い替えに必要な費用をローンで賄いたい
- エコキュートの買い替えローンの選び方が分からない
エコキュートは高効率な給湯システムですが、故障や老朽化で買い替える必要もあります。しかし、エコキュートの買い替えは高額な費用がかかるため、一括で支払うのが難しいと感じる方も多いでしょう。そのようなときに便利なのがローンです。
この記事では、エコキュートの買い替えローンのメリットや注意点、選び方について解説します。この記事を読むことで、エコキュートの買い替えに必要な費用をローンで賄う方法や、ローンの注意点を理解でき、安心して買い替えを進めることができます。
エコキュートの買い替えでもローンは組める
結論から言うと、エコキュートの買い替えでもローンを組むことができます。なぜなら、エコキュートの販売会社がローン会社と提携している場合が多いからです。
提携ローンなら、審査もスムーズに行われ、低金利や無金利、長期分割などの優遇条件を受けることができます。また、提携ローン以外にも、銀行や信用金庫などの金融機関から個人向けの住宅ローンやリフォームローンを利用することも可能です。
ただし、これらのローンは審査が厳しく、金利も高めになることがあります。
エコキュートが壊れた!お金がない場合はローン活用を
エコキュートは、長期間使うと故障や劣化が起こりやすくなります。特に冬場は、給湯器の故障による水漏れや断水などのトラブルが多発する季節です。
そのようなときにエコキュートの買い替えを検討すると、新品のエコキュートは45万円から55万円程度かかることがわかります。これだけの金額を一度に支払うのは大変ですよね。
そこでおすすめなのがローンです。
ローンを利用すれば、月々数千円から数万円程度の分割払いでエコキュートを買い替えることができます。また、エコキュートは省エネ性能が高く、電気代やガス代を節約できるため、ローン返済分を相殺することもできます。
買い替えローンを検討するなら業者を選ぼう
エコキュートの買い替えローンを検討するなら、業者を選ぶ際には気を付けましょう。業者によっては、提携ローン以外の選択肢を提示しなかったり、高額な見積もりや不必要な工事を勧めたりする場合があります。
逆に、見積り金額が低すぎても駄目です。肝心な保証やサービスが著しく低い可能性があります。水漏れ系の修理の無料保証がついている業者を選んでください。
特に施工保証・配管修理保証等の水漏れした場合の無償修理保証がないような業者は売りっぱなしの悪徳業者が多いです。そうした悪徳業者に引っかからないためには、下記の点に注意してください。
悪徳業者に引っかからないポイント
- 複数の業者から見積もりを取り比較する
- 見積もり内容や工事内容を詳しく説明してもらう
- ローン会社や金融機関と直接契約する
- ローンの金利や返済期間、総返済額などを確認する
- エコキュートの性能や保証期間、アフターサービスなどを確認する
エコキュートの買い替えは大きな買い物です。ローンを利用する場合は、よく検討してから決めるようにしましょう。
銀行やろうきんなどの金融機関が安心
銀行やろうきんでは、不動産担保型の借換・買替ローンやショッピングローンなどを活用できます。不動産担保型の借換・買替ローンは、住宅ローンの残高を借り換えたり、追加融資を受けたりできるローンです。
ショッピングローンは、クレジットカードやデビットカードなどを使って商品を購入した際に分割払いできるローンです。銀行やろうきんのメリットは、金利が低く長期的な返済計画が立てやすいことです。
しかし、審査に時間がかかったり、必要書類が多かったりすることがデメリットです。こうしたデメリットの側面はありますが、金融機関のローンであれば安心して利用できるでしょう。
次項では、エコキュートの買い替えローンを検討した際に多くの人が悩む『年数』についても解説します。
エコキュートの買い替えローンは何年で組むべき?
エコキュートの買い替えローンは、使用頻度やメンテナンスの状況も影響しますが、一般的に耐用年数を考えても10年以内が妥当と判断できるでしょう。
エコキュートの買い替えローンの年数に悩むなら、耐用年数や使用頻度について考えてみましょう。エコキュートの寿命は約10~15年と言われていますが、実際にはヒートポンプや貯水タンクの状態によって異なります。
エコキュートの寿命は約10年~15年
エコキュートの主な部品であるヒートポンプと貯水タンクの寿命はそれぞれ異なります。ヒートポンプは10~15年、貯水タンクは10~15年と言われています。
ヒートポンプは空気中の熱を集める役割を担っており、外気温や使用時間によって劣化します。貯水タンクはお湯を保温する役割を担っており、水質や圧力によって劣化します。これらの部品が故障すると、エコキュート全体が使えなくなる可能性があるでしょう。
そのため、ヒートポンプと貯水タンクが寿命で使えなくなる前の段階である『10年未満』に絞り込めます。
金利を考えると長期間のローンはおすすめできない
エコキュートの買い替えローンの年数を長くすると、金利が高くなるだけでなく、次回の買い替え時に困ることがあります。
たとえば、15年ローンを組んで買い替えたエコキュートが故障してまた買替が必要となった場合、古いエコキュートと新しいエコキュートに対してローンが発生するため二重に支払うこととなります。
これは非常に無駄な支出であり、家計にも大きな負担となります。そのため、長期間のローンはおすすめできません。そのため、ローン期間を短くしておくことが大切です。
つまり、買い替えローンの年数はエコキュートの寿命から考えると10年までを上限とし、できるだけ長くしないことが大切だということです。あくまでも目安ですが、家計の負担にならず、無理なく返済できる期間を選ぶと良いでしょう。
エコキュート買い替え時のローン金利はいくら?
エコキュートの買い替え時に利用できるローンは、主に下記の3種類です。
買い替え時のローン金利の目安は2%
- メーカー提携ローン
- 電力会社提携ローン
- 住宅ローン
これらのローンの金利は、一般的に2%前後と比較的低く設定されています。これは、エコキュートが省エネ補助金や地域割引などの制度の対象となっており、国や自治体からの支援を受けられるためです。
また、エコキュートは電力会社と連携してピークシフトや蓄電池としての機能を果たすことができるため、電力会社からも優遇されます。
金利・手数料0円や無金利になることも
エコキュートの買い替え時には、さらにお得な金利・手数料0円や無金利のローンを利用できる場合もあります。これは、メーカーや電力会社が行うキャンペーンや特別割引などの期間限定のサービスです。
たとえば、メーカー提携ローンで最大10年間無金利になるというものや、電力会社提携ローンで最大5年間金利・手数料0円になるというものがあります。これらのローンを利用すれば、月々の返済額を大幅に抑えることができます。
ただし、これらのローンには条件や制限があります。たとえば、無金利や0円になる期間が終了した後は通常の金利が適用される場合や、一定額以上の借入が必要な場合などです。
また、住宅ローンを組んでいる場合は、追加融資や借り換えができるかどうか確認する必要があります。そのため、自分の状況にあったローンを選ぶことが重要です。
まとめ
この記事では、エコキュートの買い替えにローンを利用する方法や、注意点について解説しました。
エコキュートの買い替えは、30万円から50万円程度かかる大きな買い物です。しかし、提携ローンや住宅ローンを利用すれば、月々数千円から数万円程度の分割払いで購入できます。
ただし、ローンの金利は高くなることがあるため、業者選びには注意が必要です。悪徳業者に引っかからないように、複数の業者から見積もりを取り、金利や返済期間、総返済額などを比較しましょう。
エコキュートの買い替えは環境にもやさしく、省エネ性能が高いため、電気代やガス代を節約できます。ぜひ、この機会にエコキュートの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。