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エコキュートの貯湯タンクとは?容量の選び方や掃除方法・水漏れの対処法を解説

エコキュート

エコキュートの貯湯タンクは、夜間電力を利用して沸かしたお湯を貯めておく大切な設備です。電気代の節約はもちろん、災害時の備えとしても役割を果たします。

しかし、適切な容量選びやメンテナンス方法を知らないまま使い続けると、水漏れや故障、高額な電気代といったトラブルを招くことも少なくありません。

そこで本記事では、エコキュートの貯湯タンクの構造や種類から、適切な容量の選び方、メンテナンス方法、水漏れ時の対処法まで徹底解説します。貯水タンクの選び方に迷っている方は、ぜひ最後までご一読ください。

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エコキュートの貯湯タンクとは

エコキュート 貯湯タンク とは

貯湯タンクとは、夜間電力を利用して沸かしたお湯を貯めておくエコキュートの心臓部ともいえる部分のことです。

貯湯タンクは、エコキュートの省エネ性能を支える役割を果たします。電気料金が安い深夜時間帯にまとめてお湯を沸かし、昼間はタンクに貯めておいたお湯を使うことで、光熱費を抑えられるからです。

また、貯水タンクは二重構造と断熱材の性能だけで、お湯の温度を維持できることも特徴です。例えば、パナソニック製品では「ダブル真空断熱材」、三菱電機では「サーモジャケットタンク」など、各メーカーが独自の断熱技術を採用しています。

災害時もいつでもお湯が使える

貯湯タンクの利点は、災害時の備えにもなることです。例えば370Lタイプの場合、2Lのペットボトル約185本分相当の水量を確保できます(※タカラスタンダードの場合)。

また断水時でも、タンク内に残っているお湯を非常用水栓から取り出して使用できるため、生活用水として活用できます。電気が復旧すれば、すぐにお湯を沸かして使うことも可能です。

おおよその寿命は10~15年

貯湯タンクは、ヒートポンプユニットと比べて可動部分が少なく、故障のリスクも低いことから10〜15年程度の長期使用が可能です。

ただし、設置から10年以上経過して水漏れが発生した場合は、修理よりも交換をおすすめするケースが増えます。修理費用が高額になりやすく、費用対効果の面で新品への交換が有利なためです。

一方、設置から2〜3年程度の比較的新しい機器で水漏れが発生した場合は、修理対応だけでまだまだ長く使用できます。

関連記事:エコキュートとは?メリットや向いている人・失敗しない選び方

エコキュートの貯湯タンクは2種類

エコキュートの貯湯タンクは、設置場所や家族構成に応じて選べる2つのタイプがあります。

特徴角型タイプ薄型タイプ
設置面積 大きめ コンパクト(奥行45-50cm)
主な特長 • 一般的で流通量が多い
• 耐震性が高い(耐震クラスS)
スリムで設置場所を選ばない
容量 370L〜550L 最大460L程度
価格 お手頃 角型より4〜5万円高め
断熱性能 優れている やや劣る
おすすめ対象 設置スペースに余裕がある家庭 狭小地の家庭

角型タイプ

一般的に流通しているのは、角型の貯湯タンクです。上から見ると正方形に近い形状をしており、設置面積はやや大きめですが耐震性能が高いです。

例えば、パナソニックや三菱電機、コロナなどの代表的なメーカーは「耐震クラスS」に分類されています。わかりやすくいえば、自重の2倍の横揺れに耐えられる設計になっているということです。

また、角型タイプは容量も370L〜550Lまでと幅広く、大家族でも十分な湯量を確保できます。断熱性能が高く保温効率にも優れているため、電気代を抑えられるメリットがあります。

価格面でも薄型と比べて4〜5万円ほど安価であることから、十分な設置スペースがある場合は角型を検討しやすいです。

薄型タイプ

十分な設置スペースが確保しづらい人に向けた薄型タイプは、奥行きを25〜30cmに抑えたスリムな設計が特徴です。マンションのベランダや、隣家との距離が近い場所でも設置しやすく、見た目もスッキリとしています。

ただし、構造上2つの缶を内蔵するため、価格は角型より高めです。断熱材を施すスペースが限られることから、保温効率は角型より若干劣ります。

薄型ゆえに最大容量も460Lまでと制限があり、寒冷地仕様の選択肢も限られますが、設置場所に制約のある場合の有力な選択肢となります。

エコキュートの貯湯タンクは室内に設置できる?

エコキュート 貯湯タンク 設置

エコキュートの貯湯タンクは、基本的に室内への設置が可能です。

寒冷地では、外気温が-20℃を下回るような環境下では室内設置が推奨されています。極寒環境下では貯湯タンク内の温度維持が難しくなるためです。

ただし、ヒートポンプユニットは必ず屋外に設置する必要があります。

ヒートポンプが空気中から熱を集める仕組みのため、室内設置では正常に機能しないからです。また、万が一の冷媒漏れによる二酸化炭素中毒のリスクも考慮されています。

そのほか、満足できる状態で設置するためにも、以下のポイントも覚えておきましょう。

ポイント 理由
水回りに近い場所に設置できるか 温度低下を防ぎやすくするため
設置スペースは確保できるか 一定の設置スペースが必要なため
設置費用が高くなっても問題ないか 専用の設置方法を用いるため
夏場の室温上昇は問題ないか 周辺がどうしても熱を保つため

上記のように、室内に設置できれば周辺への問題を減らせるものの、やや不便に感じてしまうこともあります。そのため、特別な理由がない限り、屋外設置が一般的です。

一定の稼働音が出ることに注意

エコキュートの貯湯タンクは、お湯の温度を一定に保つために温度センサーや循環ポンプなどが内蔵されており、作動する際に一定の稼働音が発生します。室内設置の場合は、寝室からある程度離れた場所を選ぶことが望ましいでしょう。

特に夜間に追加で沸き上げを行う際は、ポンプの作動音や水の流れる「ブーン」という低い振動音や、「シャー」という水流音として聞こえることが多いです。通常の会話に支障をきたすほどの音ではありませんが、就寝時には気になるかもしれません。

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【家族構成×使える湯量】貯湯タンクの容量目安

家族構成と使える湯量を基軸にすると、貯水タンクの容量目安は以下のとおりです。

家族構成タンク容量使える湯量目安となる使用量
2~3人 370L 約800L シャワー3回+お風呂3回
4人 460L 約1000L シャワー4回+お風呂4回
5~6人 550L 約1,200L シャワー5回+お風呂5回

エコキュートの貯湯タンクはタンク内のお湯と水道水を混ぜて適温にして使うため、示されている容量の約2倍のお湯が使えます。使える実際の油量を踏まえ、家族構成に合わせた最適な容量を選ぶことで、湯切れの心配を減らせます。

一人暮らしだと容量370Lでは足りない?

一人暮らしの場合、370Lの貯湯タンクはむしろ大きすぎるケースが多いです。1日の平均的なお湯の使用量は1人あたり約300Lが目安となるため、一人暮らし向けに300Lの小容量モデルも各メーカーから登場しています。

シャワーの使用頻度や入浴スタイルにもよりますが、一人暮らしなら小容量モデルでも十分対応できます。大きな容量を選ぶと、余分な電気代がかかってしまうこともあるため、使用頻度を考えて選びましょう。

大容量は設置スペースが必要で高コスト

貯湯タンクは、容量が大きくなるほど、設置に必要なスペースは広くなり価格も上昇します。

例えば、550L以上の大容量タンクになると、高さは2m近く、幅も80cm以上必要になることも少なくありません。370Lと550Lでは、10万円以上の価格差が生じることもあります。

マンションやスペースに制約のある住宅では設置場所の確保が課題となりますし、大きすぎる容量は保温の電気代も増加するためどうしても無駄になりやすいです。実際の使用量に見合った適切なサイズを選ぶようにしましょう。

貯湯タンクのメンテナンスは年に2~3回の水抜き

エコキュート 貯湯タンク メンテナンス

エコキュートの貯湯タンクの清掃方法として基本となるのは、水抜きです。年に2〜3回程度、タンク内の水を抜くことで、底に溜まった汚れや沈殿物を一緒に排出できます。

水抜きの手順

  • 漏電遮断器を切る
  • 給水配管の専用止水栓を閉める
  • 逃し弁を開放して、タンク内が真空状態にならないよう空気を入れながら排水する
  • 水抜きが終わったら、逆の手順でもとに戻す

※各メーカーの取扱説明書に従ってください。

冬季の水抜きは手間がかかるため避け、タンク内の残湯量が1目盛り以上減っている状態で行います。ただし、不安な場合は個人で行わず、専門業者へ相談してください。

【よくある事例】貯湯タンクから水漏れした場合の対処方法

貯湯タンクの水漏れで以下のような症状がみられた、または迷った場合は専門業者への相談をおすすめします。

専門業者への相談が必要な症状

  • 水道代が急激に上昇
  • 頻繁にお湯切れが発生
  • お湯が出なくなる
  • 貯湯タンク周辺が常に濡れている
  • 水道メーターが常に回っている

ただし、水漏れに見える現象でも、実は故障ではないケースがあります。

故障ではないケース

  • 長期不在後の再稼働時に水抜き栓から水が出る
  • 寒冷期の凍結解氷時の水滴
  • 結露による水滴

排水や結露で貯湯タンク周辺が濡れていても、時間とともに乾く場合は問題ありません。ただし、常に濡れた状態が続く場合は、本格的な水漏れの可能性が考えられます。

この時、自己判断で配管に補修テープを巻くなどの対処は避けてください。テープによっては火災の危険があり、また根本的な解決にはなりません。

貯湯タンクだけの交換が可能かは業者次第

貯湯タンクの水漏れが見つかった場合、修理費用を抑えるためにタンク単体での交換ができるかは業者次第です。

メーカーによってはタンク単体交換用の部品を用意していますが、用意できないこともあります。また、本体ごと保有していてタンクだけを修理に使うかどうかも、業者の方針次第となります。

現状を判断し、適切に修理や交換の提案を受けるためにも、まずは専門業者へ見積もりを依頼しましょう。

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まとめ

エコキュートの貯湯タンクは、夜間電力を活用して沸かしたお湯を保温する設備です。一人暮らしなら195L~320L、4人家族なら460L程度が目安となります。

角型と薄型の2種類から設置スペースに応じて選択でき、設置場所については屋外・室内から選べます。適切な容量選択と設置により、快適な生活を手に入れましょう。

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