- パナソニックエコキュートのエラーコードの意味は?
- どうすれば良い?
- エラーコードの原因や対処方法は?
この記事では、パナソニックエコキュートのエラーコードについて、ユーザーが対応できるエラーコードと、販売店やサービス会社に修理を依頼する必要があるエラーコードにわけて解説し、よく出現するエラーコードの原因や対処方法についても詳しく解説しています。
エラーコードの意味や、エラーコードが表示された際の対処方法を正確に理解し、修理や対処にかかる時間や費用を最小限に抑えることができます。
パナソニックエコキュートのエラーコード一覧
パナソニックエコキュートのエラーコード一覧を下記の2つにわけて一気に紹介します。
エラーコードの内容
- ユーザーが対応できる内容
- 販売店が対応できる内容
ユーザーが対応できる内容
エラーコード | 説明 |
---|---|
U22 断水検知 | 断水が検知された |
U51 浴そう栓忘れ検知 | 浴槽の栓を閉め忘れた |
U53 浴そう満水検知 | 浴槽が満水になる |
U54 初回残水検知 | 初回運転時に浴槽に残水がある |
U55 浴そう未排水検知 | 3日間浴槽に水が残っている |
U61 湯切れ検知 | タンクに湯がない |
対処方法の詳細は、下記の公式ページを参照してください。なお、よくあるエラーコードについては後述しています。
参考:https://www2.panasonic.biz/ideacontout/TOL/TOL00000007/TOL0000000797_FILE_ecocute_errorcode.pdf
販売店が対応できる内容
エラーコード | 説明 |
---|---|
H18 暖房水漏れ異常 | 暖房水の減少を検知 |
H20 暖房循環ポンプ異常 | 暖房循環ポンプが回転しない、または回転し続ける |
H25 ふろフロースイッチ異常 | ふろのフロースイッチが異常 |
H29 酸素運転循環異常 | 酸素運転ができない |
H30 暖房往きサーミスター中途半端故障 | 暖房往きサーミスターが故障 |
パナソニックエコキュートでエラーが出た際の修理依頼先
エラーコードが表示された際、最初に頭に浮かぶのは「どこに修理を頼めばいいのか」ですよね。ここでは、エラーコードH、F、Uそれぞれに対する最適な修理依頼先を紹介します。
エラーが出た際の修理
- エラーコードHは販売店で対応可
- エラーコードFはサービス会社で対応可
- エラーコードUならユーザーが対応可
エラーコードHは販売店で対応可
販売店で対応が可能なエラーコードHについて、すぐに販売店に連絡をとることが最良の方法です。理由は、販売店が商品の状態や保証に詳しいからです。
たとえば、購入時に加入した保証が適用される可能性があり、その場合は修理費用が安く済むことも。さらに、販売店には専門の技術者がいるため、修理もスムーズに行えます。
エラーコードFはサービス会社で対応可
エラーコードFの場合は、専門のサービス会社に修理を依頼するのがベストです。これはサービス会社が緊急対応や専門的な修理に長けているからです。
たとえば、複雑な内部構造の故障が原因である場合、サービス会社の技術者が詳細な診断と修理が可能です。また、サービス会社は一般的に多くの修理パーツを持っているため、修理が早く終わる場合が多いです。
エラーコードUならユーザーが対応可
エラーコードUは基本的にユーザー自身で対応が可能です。エラーコードUは通常、操作ミスや簡単な問題が原因であるためです。
たとえば、浴槽の栓を忘れる、水道の元栓を閉め忘れるなど、簡単な操作で解決可能なケースが多いです。さらに、説明書にはエラーコードUの対処法が詳細に書かれていることが多いので、参考にすると良いでしょう。
パナソニック社製エコキュートでよくあるエラーコード
ここからは、よく出現するエラーコードとその原因、対処方法について詳しく解説します。
よくあるエラーコード
- F15
- F24
- F12
- H54
- H76
- H78
それでは、各エラーコードについてひとつずつ解説していきましょう。
F15
F15はファンがロックされている状態を指します。何らかの障害物がファンに絡まったり、モーターに問題があったりする場合にこのエラーコードが表示されます。
このエラーコードが表示される主な原因は、ファン周りの物理的な障害です。たとえば、外部から飛び込んできたゴミや葉っぱがファンに絡まるケースがあります。
具体的には、エコキュートの近くに高い草木がある場合、風で飛ばされた葉がファンに絡まることが多いです。
このエラーコードは即座に対処が必要です。特に長時間放置すると、ファンモーターが破損するリスクがあります。
F24
F24は冷凍サイクル異常を意味します。冷媒の流れが滞っている、または冷媒が不足している場合にこのエラーコードが表示されることが多いです。
冷媒の流れが滞る主な理由は、配管の詰まりや冷媒ガスの不足です。特に冷媒ガスが不足すると、冷凍サイクルが正常に機能しなくなります。
具体例として、冷媒ガスが不足している場合、冷凍サイクルに必要な圧力が確保できず、エラーコードが出ることがあります。
このエラーコードは専門家の診断と修理が必要です。素人判断で対処すると、悪化する可能性があります。
F12
F12は圧力スイッチ作動という状態を示します。特にK1, 3, KA,DA,UAシリーズでよく見られるエラーコードです。
このエラーコードが表示される主な原因は、水圧やガス圧が異常な値になった場合です。
具体例としては、突然の水圧の低下やガス圧の上昇があると、エコキュートはこのエラーコードを表示します。
このエラーは、水道の主弁の閉じ忘れやガス漏れの可能性もあるため、速やかに専門家に確認してもらうことが推奨されます。
H54
H54は三方弁異常です。三方弁が適切に動作しない場合に、このエラーコードが表示されます。
このエラーコードが表示される主な原因は、三方弁自体の機械的な故障や、配線の問題です。
具体例として、三方弁が正常に動かない場合、温水供給に支障をきたす可能性があります。
このエラーコードも専門家の対応が必要です。特に冬場に発生すると、温水供給が止まる可能性があるため、速やかに対応が必要です。
H76
H76はリモコンの通信異常を指します。リモコンと本体の通信がうまくいかない場合に表示されるエラーコードです。
主な原因は、リモコンの電池切れや配線の問題、さらには本体の電子基板の故障が考えられます。具体例として、リモコンの電池が弱くなってきた場合、このエラーコードが表示されることがあります。
このエラーコードは、まずはリモコンの電池交換から始めて、それでも改善されない場合は専門家に確認してもらうことが推奨されます。
H78
H78はふろポンプの不具合を意味します。ふろのポンプが正常に動作しない場合に、このエラーコードが表示されます。
主な原因は、ポンプの機械的な故障や、電子回路の問題です。具体例として、ポンプのベアリングが摩耗している場合、このエラーコードが表示されることがあります。
このエラーコードも専門家の診断と修理が必要です。特にふろを使用する際には、ポンプが重要な部分を担っているので、速やかな対応が求められます。
パナソニックのエコキュートに出るエラーコードの種類
エコキュートに出るエラーコードは主にUで始まるコードとHとFで始まるコードに大別されます。この区分は対処法に直結しているので、エラーコードを理解することは非常に重要です。
エラーコードの種類
- 凍結や断水
- 浴槽のお湯が溜まらない
Uで始まるエラーコードは自分で直せる場合がある
Uで始まるエラーコードは簡単な操作で解消可能な場合が多いです。通常は決定ボタンを押したり、メニューボタンや電源ボタンの操作で解消できます。
このようなエラーコードが出る主因は、たとえば凍結や断水、浴槽のお湯が溜まらない状態です。これらは一般的にユーザー自身で簡単に解決できる問題です。具体例として、浴槽の栓を閉め忘れてお湯が溜まらない場合、栓を閉めて決定ボタンを押すだけで問題は解消されます。
Uで始まるエラーコードは基本的にユーザー自身で対処できる場合が多く、専門的な知識や工具は不要です。
HとFで始まるエラーコードについては修理が必要
HとFで始まるエラーコードは専門の修理が必要なケースがほとんどです。一旦、ブレーカーを落とし、漏電を切り、給水の元栓を閉めておくことが安全対策となります。
修理が必要な理由としては、これらのエラーコードが示すのは通常、機械的または電子回路の故障です。
たとえば、H78というエラーコードが出た場合、これはふろポンプの不具合を意味します。このようなケースでは専門家による修理が必須となります。特に、冬季にエラーコードが出ている場合は、凍結が原因となっている可能性があり、処置が遅れると故障範囲が拡大する恐れがあります。
HとFで始まるエラーコードに遭遇した場合は、速やかに専門の修理サービスに連絡をとるべきです。
パナソニックエコキュートに関するFAQ
パナソニックエコキュートに関するFAQを紹介します。
パナソニックエコキュートに関するFAQ
- パナソニック エコキュートのエラーコードF41はどういう意味ですか?
- パナソニック エコキュートのエラーコードF12はどういう意味ですか?
パナソニック エコキュートのエラーコードF41はどういう意味ですか?
PFC保護です。PFC内部で電源電圧降下、過電流、温度上昇を検知した場合に表示されます。据付け寸法の点検、修正、プリント基板の点検、交換が必要になる場合があります。
パナソニック エコキュートのエラーコードF12はどういう意味ですか?
圧力スイッチ作動です。ヒートポンプ配管系路に温水が十分に流れないため、冷媒圧力が異常に上昇し、圧力スイッチが作動した場合に表示されます。
まとめ
エコキュートに関するエラーコードについて、ひとつずつ解説しました。Uで始まるエラーコードは、簡単な操作で解決可能なことが多い一方、HとFで始まるエラーコードは、通常は専門家による修理が必要です。エラーコードが表示された場合は、速やかに対処することが必要です。
エラーコードの原因と対処方法を正しく理解することで、早期に対処できるケースが増えます。また、エコキュートの定期的な点検やメンテナンスも大切です。エラーコードが出る前に、定期的な点検を行い、トラブルを未然に防ぎましょう。