エコキュートの交換は、一見すると単純な作業のように思えますが、実際には様々な要素が関わっています。価格だけで選んでしまうと、後々トラブルが起きる可能性があります。
本記事では、エコキュートの交換を検討している方に向けて、適切な業者の選び方や注意点について詳しく解説します。エコキュートの交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
エコキュートの交換をどこに頼むか悩んだらユニテックへ
エコキュートの交換を検討されている方は、ぜひユニテックへお任せください。当社は累計3000件以上の実績を持ち、経験豊富な専門スタッフが持つ高度な技術力で多くのお客様からご好評をいただいております。
また、全メーカーの知見を持っており、お客様の環境や条件、希望に合わせた適切な商品をご案内いたします。さらに、当社の全スタッフがお客様の立場に立ってお仕事することをお約束します。
わからないこと、困っていること等、お気軽にご相談ください。
エコキュートの交換で価格が安いだけではダメな理由
エコキュートの交換をするときには、価格が安いだけで選んではいけません。なぜなら、以下のようなデメリットがあるからです。
価格が安いだけではダメな理由
- 本体価格だけの可能性があるから
- 脚部カバーとリモコンはチェック必須
- 10年以上使うものだから
- 古い機種の可能性があるから
- 保証がついていない可能性があるから
- 工事費・処分費・搬入費が含まれてない
本体価格だけの可能性があるから
エコキュートの交換をするときに、価格が安いということは、本体価格だけで工事費や設置費が別途かかる可能性があります。また、古い給湯器を撤去する際にも費用が発生する場合があります。
そのため、実際に支払う金額は、見た目よりも高くなることがあるでしょう。エコキュートの交換をするときには、必ず総額を確認してください。
脚部カバーとリモコンはチェック必須
エコキュートの交換をするときに、価格が安いということは、橋脚カバーとリモコンが付属していない可能性もあります。橋脚カバーは、エコキュートの下部にある足部分を覆うカバーで、防錆や防音の効果があります。
リモコンは、エコキュートの操作や設定を行うための機器で、温度や節約モードなどを調整できます。これらの機器はエコキュートの性能や快適さに大きく影響するものです。
そのため、エコキュートの交換をするときには、橋脚カバーとリモコンが付属しているかどうかをチェックしてください。
10年以上使うものだから
エコキュートは、一般的に10年以上使えるものです。そのため、エコキュートの交換をするときには、価格だけでなく品質や性能も重視する必要があります。
安いだけで質の低いエコキュートを選んでしまうと、故障やトラブルが多く発生したり、電気代や水道代が高くなったりする可能性があります。
また、安全性や耐久性にも問題がある場合があります。エコキュートは長期間使うものですから、信頼できるメーカーや販売店から購入しましょう。専門店であれば、豊富なエコキュートの品揃えを確保しており、好みの種類を見つけられるかもしれません。
古い機種の可能性があるから
エコキュートの交換をするときに、価格が安いということは、古い機種や在庫処分品である可能性があります。古い機種や在庫処分品は新しい機種に比べて性能や機能が劣っている可能性があるでしょう。
例えば、消費電力や発熱量が高かったり、音が大きかったり、節約モードや保温モードなどのオプションが少なかったりします。また、古い機種や在庫処分品は保証期間やアフターサービスも短くなっている場合もあるでしょう。
すべての古い機種が悪いというわけではありませんが、一定の水準を満たしたものを選ぶことがおすすめです。
保証がついていない可能性があるから
エコキュートの交換は、専門的な知識と技術が必要な作業です。そのため、信頼できる業者に依頼することが大切です。しかし、価格が安いだけの業者は、保証がついていない場合があります。
保証がないと、交換後に不具合や故障が発生したときに、費用や対応に困ることになります。また、保証期間や内容もしっかり確認することが必要です。
一般的には、10年以上の長期保証が望ましいと言えます。
タンクの容量が少ないことがあるから
エコキュートの交換をするときには、タンクの容量も重要なポイントです。タンクの容量が少ないと、お湯が足りなくなったり、温度が下がったりすることがあります。
特に、家族数や生活スタイルによっては、タンクの容量を増やす必要がある場合もあります。しかし、価格が安いだけの業者は、タンクの容量を適切に見積もらずに、安いものを勧めることがあるかもしれません。
そのため、自分のニーズに合ったタンクの容量を選ぶことが大切です。
エコキュートの交換が安い業者の選び方
エコキュートは省エネルギーで環境に優しいというメリットがありますが、一方で交換費用は高くなりがちです。そこで、エコキュートの交換が安い業者の選び方について、以下の3つのポイントを紹介します。
交換が安い業者の選び方
- 全体の価格がすべて見積もりに入っているか
- 保証やアフターフォローは充実しているか
- 適切に提案してくれるか
全体の価格がすべて見積もりに入っているか
エコキュートの交換費用は、機器本体だけでなく、工事費や廃棄費なども含まれます。しかし、中には見積もりに全ての費用が入っていない業者もあります。
その場合、後から追加料金が発生する可能性があります。そこで、見積もりを取るときは、全体の価格がすべて見積もりに入っているかを確認しましょう。
特に、橋脚カバーとリモコンはチェック必須です。橋脚カバーは、エコキュートを設置する台座の部分で、リモコンは操作パネルのことです。これらは意外に見積もりに含まれていない場合もあるため、注意が必要です。
保証やアフターフォローは充実しているか
エコキュートは高価な機器ですから、交換後も安心して使えるように保証やアフターフォローが充実している業者を選びましょう。保証期間や内容は業者によって異なりますが、一般的には1年から10年程度です。
また、アフターフォローとしては、定期点検や故障時の対応などがあります。エコキュートは長期間使うものですから、保証やアフターフォローがしっかりしていると安心です。
ただし、保証やアフターフォローが充実しているからといって、必ずしも新しい機種を選ばなければならないというわけではありません。古い機種がすべて悪いわけではないためです。
いわゆる型落ちと呼ばれるものもお得に購入する方法です。型落ちでも性能や品質に問題がなければ、安く購入できるメリットがあります。
ただし、型落ちの場合は保証がついていない可能性があるため、その点は確認しましょう。
適切に提案してくれるか
エコキュートの交換をするときは、自分の家庭やライフスタイルに合った機種を選ぶことが大切です。例えば、家族数やお風呂の回数、節水や節電の意識などによって最適な容量や機能が変わってきます。そこで、業者に相談するときは、適切に提案してくれるかどうかを見極めましょう。
適切な提案とは、自分のニーズや予算を聞いてくれて、それに応じた複数のオプションを提示してくれることです。また、補助金等も含めて提案してくれるかどうかも重要です。
エコキュートは省エネルギー補助金や地域別補助金などの制度を利用することで交換費用を抑えられます。しかし、補助金の申請方法や条件は複雑で分かりづらいことも多いです。
そこで、業者に補助金等について詳しく説明してもらえるかどうかもチェックしましょう。
エコキュートが安い3つのメーカー
エコキュートとは、空気中の熱を利用して給湯するシステムです。エコキュートは電気代が安く、CO2排出量も少ないため、環境にやさしい給湯器と言えます。
しかし、エコキュートは一般的なガス給湯器に比べて本体価格が高いため、購入する際には慎重に検討する必要があります。そこで、今回はエコキュートの価格を比較して、安い3つのメーカーを紹介します。
- 三菱
- パナソニック
- コロナ
価格コムベースで算出した工事費込みの平均価格を参考にしてください。
三菱
三菱はエコキュートの先駆者として知られており、高品質な製品を提供しています。三菱のエコキュートは、高効率な圧縮機や断熱材を採用しており、省エネ性能が高いです。
また、冷媒には自然冷媒であるCO2を使用しており、地球温暖化係数が1という低い値です。三菱のエコキュートの平均価格は約45~50万円です。
パナソニック
パナソニックはエコキュートの大手メーカーの一つで、多様なラインナップを展開しています。パナソニックのエコキュートは、高性能なヒートポンプや独自の制御技術を搭載しており、快適な給湯を実現しています。
また、操作パネルやリモコンが使いやすく、設定や管理が簡単です。パナソニックのエコキュートの平均価格は約45~50万円です。
コロナ
コロナはエコキュートの中でも低価格帯のメーカーとして人気があります。コロナのエコキュートは、シンプルな構造と小型化された本体で、設置場所や工事費を節約できます。
また、消費電力や運転音も抑えられており、経済性や静音性に優れているのもメリットです。コロナのエコキュートの平均価格は約45~50万円です。
エコキュートの交換を安く済ませるなら補助金を利用
2023年度には、国から2種類の補助金が出ています。それぞれに条件や申請方法が異なるため、注意してください。
給湯省エネ事業
2023年度の給湯省エネ事業では、エコキュートの購入者に対して「1台あたり定額5万円」の補助金が交付されます。
補助対象となるエコキュートは、目標年度2025年の省エネ基準をクリアした機種に限られます。補助金申請の受付は2023年の3月下旬から開始される予定です。
補助金の申請業務と設置後の報告は、補助金の給付事業に参画している指定事業者によるエコキュートの販売と設置を行う必要があります。補助金は先着順となっているため、予算に達し次第終了となる点に注意してください。
こどもエコすまい支援事業
こどもエコすまい支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象とした省エネ住宅への補助制度です。
エコキュートだけではなく、空気清浄機能・換気機能付きエアコンや断熱改修工事なども同時に行う必要があります。エコキュートの導入で「27,000円/台」、空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置で「19,000〜25,000円/台」の補助金が交付されます。
補助対象となるエコキュートは、ほとんどの機種が対象で、受付は2023年3月下旬から開始される予定です。こちらも補助金は先着順となっているため、予算に達し次第終了となります。
2023年度の地方自治体からの補助金
国からの補助金だけでなく、地方自治体からも補助金を出している場合があります。詳しくは各自治体のホームページや窓口で確認してください。
例えば、新潟県では、「新潟県住宅省エネルギー化推進事業」という名前で、エコキュートや家庭用燃料電池(エネファーム)等を導入する場合に最大10万円の補助金が出ています。
【関連記事】【初心者向け】エコキュートの交換方法を徹底解説!安全な取り替え方と費用は?
エコキュートの交換・安さに関するFAQ
エコキュートの交換や安さに関するよくある質問にお答えします。
交換・安さに関するFAQ
- 交換と修理はどっちがお得?
- エコキュートの買い替え代金はいくらですか?
- エコキュートの買い替えは高いですか?
- エコキュートの工事代金はいくらですか?
- エコキュートの寿命は何年ですか?
交換と修理はどっちがお得?
エコキュートの故障や劣化の原因は様々ですが、一般的には以下のような場合に交換を検討しましょう。
交換を検討する判断基準
- エコキュートの寿命(約15年)を超えている場合
- 給湯器本体や配管に水漏れがある場合
- 給湯器本体や配管に錆びや腐食が見られる場合
- 給湯器本体のヒートポンプが故障している場合
- 給湯器本体の制御基盤が故障している場合
これらの場合は、修理費用が高額になったり、修理後も再発したりする可能性を高めてしまうため、交換をおすすめします。また、新しいエコキュートは、旧型よりも省エネ性能や機能性が向上しているため、電気代やメンテナンス費用を節約できます。
一方、以下のような場合は、修理で対応できる可能性があります。
修理を検討する判断基準
- エコキュートの寿命(約15年)を超えていない場合
- 給湯器本体や配管に水漏れや錆びがない場合
- 給湯器本体のヒートポンプや制御基盤以外の部品が故障している場合
これらの場合は、修理費用が安く済んだり、修理後も安定して動作したりするため、修理をおすすめします。
ただし、修理費用や故障原因によっては、交換の方がお得になる場合もあります。そのため、専門業者に点検や見積もりを依頼して、最適な対応方法を判断することが大切です。
エコキュートの買い替え代金はいくらですか?
エコキュートの買い替え代金は、製品の種類や容量、工事内容などによって異なりますが、一般的には30万円から60万円程度と言われています。ただし、この金額には以下のような費用が含まれていません。
チェックしておきたい金額
- 取り外し費用
- 処分費用
- 配管工事費用
- 電気工事費用
- 補助金や割引
これらの費用は、専門業者によって異なりますが、15万円から20万円程度かかると考えておくとよいでしょう。また、補助金や割引は、自治体やメーカーなどから提供される場合があります。
これらを利用すると、買い替え代金を大幅に節約できる可能性があります。そのため、事前に調べておくことが重要です。
エコキュートの買い替えは高いですか?
エコキュートの買い替えは高額な投資ですが、長期的に見ればお得です。なぜなら、新しいエコキュートは旧型よりも省エネ性能や機能性が向上しており、以下のようなメリットもあるからです。
新しいエコキュートのメリット
- 電気代を節約できる
- 給湯温度やタイマーなどを自由に設定できる
- 故障やメンテナンスの頻度を減らせる
これらのメリットを考慮すると、エコキュートの買い替えは高くないと言えます。また、補助金や割引を利用すれば、初期費用も抑えられます。
そのため、エコキュートの寿命や状態に応じて、適切なタイミングで買い替えましょう。
エコキュートの工事代金はいくらですか?
エコキュートの工事代金は、取り外し費用や処分費用などを含めて約15万円から20万円と言われています。しかし、この金額はあくまで目安であり、工事内容や業者によって異なります。
具体的な工事代金を知るためには、専門業者に見積もりを依頼する必要があります。見積もりを依頼する際には、以下のような点に注意しましょう。
見積もりの注意点
- 複数の業者に見積もりを依頼する
- 見積もり内容を詳細に確認する
- 追加料金やオプション料金が発生しないか確認する
- 補助金や割引が適用されるか確認する
これらの点に注意して見積もりを比較することで、最適な業者を選べます。
エコキュートの寿命は何年ですか?
エコキュートの寿命は約15年と言われています。しかし、この寿命はあくまで目安であり、使用状況やメンテナンス状況によって異なります。
一般的には以下のようなサインが出たら交換時期と考えてよいでしょう。
交換時期のサイン
- 給湯量や温度が低下する
- 給湯器本体から異音や異臭がする
- 給湯器本体や配管から水漏れや錆びが見られる
- 故障や修理の頻度が増える
これらのサインが出たら専門業者に点検してもらうことが大切です。点検結果によって交換するか修理するか判断しましょう。
まとめ
エコキュートの交換を検討する際には、価格だけでなく品質や性能、保証やアフターフォローなどを重視する必要があります。価格の安さだけで選んでしまうと、後々トラブルを起こす可能性があります。
また、エコキュートの交換が安い業者を選ぶ際には、総額の見積もりに含まれているか、保証やアフターフォローが充実しているか、適切な提案ができるかどうかをチェックすることも大切です。
交換費用は高くなりがちですが、省エネルギーで環境に優しいエコキュートは、補助金を利用することで交換費用を抑えられるでしょう。