
電気温水器の交換を検討する目安
- 電気温水器から水漏れが…
- お湯の出が悪くなってきた
- 電気代が急に高くなった
など、電気温水器では突然の故障や不具合に見舞われることがあります。13年以上経過している場合、修理代のほうが高くなってしまうことも少なくありません。
本記事では、電気温水器の交換におけるタイミングから依頼先の選び方、具体的な費用や交換前の準備まで解説します。「できるだけ費用を抑えたい」「信頼できる業者を見つけたい」「スムーズに交換工事を済ませたい」という方は、ぜひ最後までご一読ください。
電気温水器の交換を検討する時期・タイミング

電気温水器で以下のような状況に心当たりがある場合は、交換の検討をはじめましょう。
交換を検討すべきタイミング
- 使用開始から13~15年以上が経過している
- お湯の温度が安定しない、ぬるくなる
- 貯湯タンクから水漏れがある
- エラーコードが頻繁に表示される
- 修理の頻度が増えてきた
- 貯湯タンク下部に水たまりができている
また、以下のようなライフスタイルの変化に伴うタイミングも交換を検討する良い機会です。
その他交換のタイミング
- 水回りのリフォームを予定している
- 家族構成が変化する(子どもの独立など)
- 駐車スペースの拡張工事をする
- 省エネ性の高い給湯器への切り替えを考えている
使用開始から13年以上経過している場合は、突然の故障で温水が使えなくなる事態を避けるためにも、事前に交換の計画を立てることをおすすめします。また、頻繁な不具合や修理も、機器の寿命が近づいているサインです。
交換時期の判断に迷った場合は、専門業者による点検を受けることをおすすめします。機器の状態を確認し、交換の必要性や時期について、プロの視点からアドバイスをもらえます。
【注意】電気温水器は自分で交換しないこと
電気温水器の交換で考えてしまいがちなこと
- 「少しでも費用を浮かせるために、交換だけなら自分でしよう」
- 「ここの修理だけで済みそうだからDIYでやってしまおう」
と考えた方もいるはずです。確かに、ホームセンターやネット通販で電気温水器本体の購入は可能ですが、設置工事における電源接続には電気工事士の資格が、給水や配管工事には給水装着主任技術者や管工事の資格が必要です。
資格をお持ちの方、資格がなくても自己責任で交換する方であれば、DIYでの交換も不可能ではありません。ただし、誤った設置は漏電や水漏れ、最悪の場合は火災などの重大事故につながる可能性があります。
このことから、よほどの技術者でない限り電気温水器の交換は専門業者への依頼をおすすめします。
プロによる適切な設置は、安全性の確保だけでなく、トラブルを防ぐことで将来にかかる修理費・維持費の削減にもつながります。数万円の工事費用を惜しんで、取り返しのつかない事態を招くリスクは避けましょう。
電気温水器の交換はどこに頼む?選択肢は3つ

電気温水器の交換先としては、以下の3つの選択肢があります。
電気温水器の交換先
- メーカー
- 家電量販店・ホームセンター
- 専門業者
メーカー
メーカーへの直接依頼は、製品に関する深い知識と純正部品の使用という安心感がメリットです。現在使用している電気温水器と同じメーカーでの交換を考えている場合は、スムーズな対応が期待できます。
また、製品保証も手厚く、万が一の故障時にも迅速な対応が可能です。特定のメーカーへの信頼が厚く、同じブランドでの交換を希望する方の選択肢といえます。
ただし、メーカーごとに工事費用や対応可能エリアが異なることから、比較検討が必要です。
家電量販店やホームセンター
家電量販店やホームセンターでの交換依頼は、店舗での商品購入からスムーズに工事依頼まで進められることがメリットです。セール時期を狙えば本体価格を抑えられることが多く、ポイント還元などの特典も活用できます。
大手チェーン店の場合、アフターサービス体制も整っている安心感もあります。また、店頭では実物を確認しながら商品選びができ、スタッフに相談しながら検討できる点も魅力です。
ただし、工事は提携業者に委託されることが多いため、工事の質は業者によってばらつく可能性はあります。急ぎの対応にも向いていないこともあり、交換タイミングによっては合わない方もいるかもしれません。
【おすすめ】専門業者
専門業者への依頼は、電気温水器の交換においてもっとも柔軟で総合的な対応が期待できる選択肢です。複数メーカーの製品を取り扱っているため、お客様のニーズや予算に合わせた最適な交換の提案を受けられます。
また、豊富な施工実績を持つ専門スタッフが対応するほか、緊急時の即日対応や、休日・夜間工事にも対応可能な業者が多いのも特徴です。メーカーを横断した知識があるため、より経済的な選択肢を提案できることもあるでしょう。
とはいえ、専門業者のなかには悪質な業者もいることから、必要に応じて相見積もりを取ることをおすすめします。お住まいの地域がエリア外になっているケースがある点にも留意してください。
電気温水器の交換でお困りなら、まずは3000件以上の施工実績を持つユニテックで無料の見積もりを取ってみませんか?経験豊富な専門スタッフが、お客様に最適な提案と確実な施工をお約束します。
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電気温水器の交換業者を選ぶ4つのポイント
電気温水器の交換業者を選ぶポイントは、以下の4つです。
電気温水器の交換業者を選ぶポイント
- 詳細な見積もりを出してくれるか
- 費用が相場よりも安すぎたり高すぎたりしないか
- 交換はどのくらいの時間と日数がかかるか
- アフターサービス・保証が充実しているか
詳細な見積もりを出してくれるか
電気温水器の交換工事では、見積もりの内容が曖昧な業者は避けましょう。なぜなら、あとから「別料金です」と追加費用を請求されるリスクが高いからです。
信頼できる業者は、本体価格はもちろん、基礎工事や配管工事、電気工事などの内容と費用を細かく記載した見積書を提示します。また、見積書の内容について、専門用語をかみ砕いて分かりやすく説明してくれる業者であれば、工事後のトラブルも避けられます。
費用が相場よりも安すぎたり高すぎたりしないか
電気温水器の交換で注意したいのが、相場から外れた費用を提示する業者です。
例えば、安すぎる見積もりを出す業者は、工事開始後に「想定以上に劣化が進んでいた」などの理由をつけて、追加費用を請求するといったことは十分に想定できます。一方で、相場を知らないことを逆手にとって、あたかも正当な金額であるように高額な見積もりを出す業者も存在します。
適正価格を知るためには、最低でも3社程度から相見積もりを取ることをおすすめします。各社の見積もり内容を比較検討できれば、何を直すのにどのくらいかかるのか、適正な価格帯が見えてくるはずです。
交換はどのくらいの時間と日数がかかるか
工事期間中はお湯が使えなくなるため、業者選びの際は工期についても確認しましょう。緊急を要する場合は、弊社ユニテックのように最短で即日対応が可能な業者を選ぶことをおすすめします。
電気温水器の交換工事にかかる時間は、工事内容によって異なります。
電気温水器の交換工事にかかる時間
- 基礎が既に設置されている場合:単純な交換工事で半日程度(3〜7時間)で完了
- 基礎工事や配管工事を行う場合:2〜5日ほどかかる
特に基礎工事では、コンクリートを流し込んで固める「現場打ち」の場合、コンクリートが固まるまでの時間も考慮しておかなくてはなりません。なお、急いで調べた結果、見積もりが甘かったということにならないよう留意してください。
アフターサービス・保証が充実しているか
電気温水器は10年以上使う設備だと考えて、アフターサービスや保証の充実度にも目を向けてください。定期点検や緊急時の24時間対応、長期保証など、手厚いサポート体制を整えている業者は、自社の工事品質に自信があるといえます。
初期費用を抑えたい気持ちは分かりますが、安さだけを重視して業者を選ぶと、故障時の対応に困ることになりかねません。長期的な視点で見れば、多少費用が高くても、充実したアフターフォローを提供してくれる業者を選ぶ方が賢明です。
電気温水器の交換にかかる費用の目安

電気温水器の交換費用は、選ぶ機種のグレードや工事の内容によって変わってきます。
同じ電気温水器に買い替える場合、スタンダードタイプであれば工事費込みで35万円〜40万円が一般的な相場です。省エネ性能が高く、より快適な入浴を実現する機能が充実したハイグレードタイプの場合は、40万円〜45万円程度を見込んでおくとよいでしょう。
一方、電気温水器からエコキュートへの買い替えを検討している場合は、メーカーを問わず40万円〜50万円程度が相場となります。初期費用は高めですが、ランニングコストを抑えられるメリットがあります。
なお、配管の取り替えが必要な場合や、設置場所の状況によって追加工事が発生する可能性もあります。あくまでも目安として、見積もり金額が以下の相場から外れていないかのチェックの参考にしてください。
電気温水器を交換する前にしておきたい3つのこと
電気温水器を交換する前にしておきたいのは、以下の3つです。
電気温水器の交換前にすべきこと
- 前日に水を抜いておく(可能な場合)
- 片付けて設置場所を確保しておく
- マンションの場合は断りを入れておく
前日に水を抜いておく(可能な場合)
電気温水器の交換前日は、お風呂に入ったり、洗い物をしたりと普段どおりにお湯を使って問題ありません。基本的にいつも通りの生活を送れますが、説明書等を見て最終的には水を抜いておきましょう。
水抜きについて不安な場合、自分で行う必要はありません。高温のお湯による火傷や誤った作業による故障のリスクもあるため、専門知識を持った業者に任せるのが賢明です。
片付けて設置場所を確保しておく
電気温水器の設置場所周辺は、必ず片付けておきましょう。作業スペースが狭いと、工事の妨げになるだけでなく、作業時間も延びてしまいかねません。
特に、電気温水器本体の周囲1メートルほどは、工具を置いたり作業員が動いたりするスペースとして必要です。また、搬入経路となる通路も、つまずいたり接触したりする危険がないよう、荷物は端に寄せるか別の場所へ移動させておきましょう。
マンションの場合は断りを入れておく
マンションにお住まいの場合、まずは管理規約をしっかりと確認しましょう。
電気温水器の交換には、大家さんや管理会社への事前の届け出を必要とするケースがほとんどです。工事の許可を得るのに時間がかかることもあるため、早めに連絡を入れておくことをおすすめします。
マンションでの電気温水器交換に必要なこと
- 工事申請書
- アンカー打ち直し許可(ダメなマンションもあります)
- エコキュートの容量変更許可(ダメなマンションもあります)
- 仕様書・図面・日程表・挨拶文 等になります。
※緊急の場合は、後だしOKのマンションが、ほとんどですが、厳しいマンションは先に提出しましょう。その場合は理事長の審査があるので、お客様は、お風呂に入るのが先延ばしになるようです。
※ダメなマンションの場合は、コロナのマンション専用のエコキュートの設置が多いです。
工事当日は作業音が発生したり、作業員の出入りが頻繁になったりすることから、両隣や上下階のお宅には、前もって工事の日時を伝えて了承を得ると未然にご近所トラブルを防げます。
電気温水器の交換・買い替えに悩んだときは?

電気温水器の交換を検討する際は、まずエコキュートへの買い替えを第一候補として考えてみましょう。確かに初期費用は電気温水器と比べて高くなりますが、電気代が約1/3で済むため、長期的な視点では家計の負担を軽減できます。
購入費用においては補助金を受けられるほか、お住まいの自治体によっては独自の上乗せ補助制度もあります。どうしても判断に迷った場合は、まず専門業者への相談をおすすめします。
業者は現地調査を通じて、設置スペースの確認や家族人数に応じた最適な機種の提案まで、きめ細かにアドバイスしてくれます。見積もりは多くの場合無料となっているため、複数の業者から取得して比較検討すると良いでしょう。
関連記事:電気温水器とエコキュート選ぶならどっち?特徴とメリットを比較検証
まとめ
電気温水器の交換は、より安く確実に済ませたいなら専門業者への依頼がベストな選択です。
専門業者は複数メーカーの製品を取り扱っているため、予算や生活スタイルに合わせて最適な機種を提案できます。また、豊富な施工実績を持つ専門スタッフによる高品質な工事が期待できることで安心感も得られます。
電気温水器は毎日の生活に欠かせない設備です。だからこそ、目先の費用だけでなく10年先を見据えて、信頼できる専門業者と共に、ご家庭に最適な給湯設備を選んでいきましょう。