
東芝製エコキュートのトラブル例
- エコキュートから異音がする
- お湯が出なくなった
- エラーコードが表示された
上記のように、東芝製エコキュートのトラブルでお困りではないでしょうか。2023年にエコキュート事業から撤退しており、修理の依頼先や費用に不安を抱えている方もおられるはずです。
本記事では、東芝製エコキュートの修理について、信頼できる依頼先の選び方から具体的な修理の流れ、費用の相場まで解説します。「修理費用を抑えたい」「故障の原因がわからない」「修理と買い替えで迷っている」という方は、ぜひ最後までご一読ください。
【注意】東芝は2024年にエコキュート事業を撤退

東芝は2023年9月30日に家庭用・業務用エコキュートの生産終了を発表し、2024年3月31日をもって事業から完全撤退しています。ただし、修理に関しては製造終了後10年間は補修用性能部品を保有し、アフターサービスを継続するとしていますが、ほぼ、修理部品の供給はしてくれません。
東芝の公式お問い合わせ窓口は、以下のとおりです。
東芝の公式お問い合わせ窓口
- 家庭用エコキュート:東芝電気給湯器ご相談センター(0120-1048-19)
- 業務用エコキュート:業務用ヒートポンプ給湯器修理ご相談窓口(0120-200-977)
なお、東芝製エコキュートの修理を検討される場合は、以下の2つの選択肢も視野に入れましょう。
東芝製エコキュートの修理先候補
- 販売店や家電量販店
- 修理・交換の専門業者
販売店や家電量販店
エコキュートを購入した販売店や家電量販店への修理依頼も選択肢の1つです。独自の修理サービスネットワークを持っていることが多く、東芝純正部品の在庫状況を確認しながら、代替部品の提案や他メーカーへの交換プランを提示できる場合があります。
また、店舗独自の保証サービスに加入している場合は、修理費用の割引や優先対応などの特典を受けられることもあるでしょう。
修理・交換の専門業者
エコキュート専門の修理業者への依頼もぜひ検討してください。複数メーカーの修理実績を持ち、東芝純正部品が入手困難な場合でも、互換性のある代替部品を使用して修理可能なケースがあります。
また、専門業者は独自の部品在庫を確保していることが多く、メーカー修理よりも早急に対応できる場合もあります。修理が困難と判断された場合でも、他メーカーへの交換を含めた総合的なアドバイスを受けられるでしょう。
東芝製エコキュートの修理はどこに依頼するのがベスト?
東芝製エコキュートの修理は、以下に挙げた3つの理由から修理・交換の専門業者への依頼がおすすめです。
専門業者への依頼がおすすめの理由
- 修理に必要なパーツを持っているから
- 独自の割引で修理費用を安く抑えやすいから
- 交換では他のメーカーも比較できるから
修理に必要なパーツを持っているから
専門業者の多くは、東芝製エコキュートの修理パーツを豊富に在庫しています。メーカー撤退後も、これまでの取引関係をいかして純正パーツや互換性のある部品を確保できる可能性が高いため、スピーディーな修理対応が可能です。
頻繁に故障する部品(循環ポンプや膨張弁など)を常時在庫しており、パーツ取り寄せによる待機時間を最小限に抑えられます。純正パーツが入手困難な場合でも、品質の確かな互換パーツを提案できるのも専門業者ならではの強みでしょう。
独自の割引で修理費用を安く抑えやすいから
専門業者は独自の割引制度を設けており、修理費用を抑えやすくなる点も理由の1つです。メーカーにはない季節限定キャンペーンや紹介割引などによって、割引を受けられる可能性が高いからです。
割引を組み合わせることで、標準的な修理費用(数万円〜15万円程度)をさらに抑えられます。特に、複数の修理箇所がある場合は、まとめての修理依頼で工事費を節約できる場合もあります。
交換では他のメーカーも比較できるから
専門業者は複数メーカーのエコキュートを取り扱っているため、交換ではメーカーにとらわれず、あなたやご家族にあった選択肢を提案できます。修理はメーカーで対応してもらえるものの、撤退していることから本体の交換を受けられるかは定かではありません。
また、本体価格の50%を超えるような場合、新規交換を検討する方が経済的です。専門業者は各メーカーの特徴や価格帯、省エネ性能などを知り尽くしており、比較検討のアドバイスも受けられます。
関連記事:エコキュート交換業者のおすすめは?プロが教える業者の選び方と注意点
東芝製エコキュートを修理する際の流れ

修理の依頼から完了までは、以下の6つのステップで進みます。基本となる流れは各社で似ているため、今回は弊社ユニテックの例を挙げます。
修理の依頼から完了までの流れ
- お問い合わせ
- 部品在庫確認、もしくは、現地調査
- 現調調査の場合は、スタッフの確保
- お見積もりの提出・ご契約・日程調整
- 修理・設置作業
- お支払い
ユニテックでは、エコキュート専門店として3000件以上の実績があり、東芝製品の修理にも精通しています。24時間365日いつでもお問い合わせいただけるため、故障でお困りの際はお気軽にご相談ください。
故障修理は何日くらいかかる?
エコキュートの修理工事は、通常半日程度で完了します。ただし、修理に必要な部品の在庫状況によっては、取り寄せに2日から2週間ほどかかる場合があります。
工事当日は、お湯を使えない時間が3〜4時間程度発生します。キッチンや浴室での給湯も停止するため、工事日程は生活リズムを考慮して決めることをおすすめします。
設置完了後は、沸き上げ運転に4〜5時間ほど必要ですが、多くの場合その日のうちにお湯を使用可能です。
【相場】東芝製エコキュートの修理費用はどのくらい?
東芝製エコキュートの修理費用は、以下のとおりです。
修理内容 | 費用の目安 |
---|---|
部分的な修理・一部交換 | 2~6万円 |
精密部品の修理 | 10万円程度 |
本体の交換 | 30~70万円 |
取付工事費 | 10~20万円 |
出張費 | 0.7~1万円 |
撤去費(既存機器がある場合) | 1~2万円 |
なお、費用は目安であり、実際の費用は地域や業者、建物の状況などによって変動する可能性があります。また、メーカーによるリコール対象製品の場合は、無償で修理対応となることもあります。
より具体的な費用を知りたい場合は、無料で見積もりに対応してもらえる専門業者へ依頼しましょう。ユニテックでも、現地で状況を確認した上で、無料の見積もり対応を行っております。
【再確認】東芝製エコキュートで修理が必要・不要な症状

東芝製エコキュートの不具合には、専門業者による修理が必要なケースと、自己対処で解決できるケースがあります。修理の要否を判断する際は、以下の症状の種類と程度を参考にしてください。
修理の要否 | 症状 | 詳細 |
---|---|---|
必要 | 水漏れ | 貯湯タンク・配管からの漏水 |
必要 | 異音 | 爆発音や「キーン」という音(「ブーン」は正常) |
必要 | 湯温の不安定 | 家全体での湯量が安定しない場合は故障の可能性 |
必要 | エラーコード表示 | 確実に不具合あり、修理必要 |
必要 | 追い炊き機能の不具合 | 部品劣化が原因の可能性 |
不要 | 凍結・断水 | 凍結や断水が原因で水やお湯が出ない |
不要 | シャワーヘッドの不具合 | 経年劣化による異変 |
該当するものがない、また不安な場合は不要であってもすぐ業者に見てもらうことをおすすめします。特に水漏れや異音が発生している場合は、放置すると二次被害につながりかねません。
なお、エラーコードが表示された場合も同様に点検を受けておくと安心です。エラーコードの詳細についてはメーカー別エラーコード一覧をご確認ください。
まとめ
東芝製エコキュートの修理は、以下の3つの理由から専門業者への依頼がおすすめです。修理費用は部品交換で2〜6万円、本体交換が必要な場合は50万円前後が目安となります。
専門業者への依頼がおすすめの理由
- 修理に必要なパーツを持っているから
- 独自の割引で修理費用を安く抑えやすいから
- 交換では他のメーカーも比較できるから
なお、水漏れや異音など重大な故障の場合は、二次被害を防ぐため速やかに専門業者に連絡しましょう。また、定期的なメンテナンスを行うことで故障を未然に防ぎ、結果的に修理費用を抑えることも大切です。